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ルネッサンスのshxtpieのレビュー・感想・評価

ルネッサンス(2006年製作の映画)
2.0
かなり眠くなって、2回も寝落ちしてしまって、よくわからなくなってしまった(これには当然、多分に自分の現在のコンディションの問題が関係している)。しかし、見直してみても結構おかしな話しではある。特に主人公のカラスがなんのために動いているのか、よくわからない。

シネスコのアニメーション映画は珍しいと思ったら、なにもかもが実写映画とおなじつくりになっている。アニメーションである必要があるのか、ないのか。どちらかといえば、ないだろう。モーションキャプチャーによるキャラクターの演技はまあいいとして、コントラストが最大になった、陰影がなく白と黒しかないモノクロの映像は、なにがなんだかよくわからないし、飽きてくる。特に脇役のキャラクターは誰が誰だかわからなくなる。あと、スコアがかなり凡庸。

物語は、近未来のパリを舞台にしたディストピアSFとノワール(テックノワール)、探偵・刑事ものをあわせたもので、『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』、あるいは『シン・シティ』のような感じ。一部、『AKIRA』の設定も流用されている。プロットも設定も、新鮮味はない。ウィキペディア(英語)を見たところ、海外の批評ではかなり評価が悪かったようだ。むべなるかな。

ダニエル・クレイグを筆頭に、声優たちはやたらと豪華。けっこうお金がかかっている。
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