むぅ

アイアンマンのむぅのレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
3.9
なんとかマンにとにかく縁のない人生であった。

身体を鍛え上げている友人カップルが肩で風を切って歩く後ろ姿がアベンジャーズ感がある、背景はスーパーの駐車場なのに。
という話から、今作の話になった。
「なんとかマン、ほぼ観たことないかも」
「むぅ、くくりが雑過ぎる」
「なんとかマン達はみんなアベンジャーズなの?」
「違う! え、観たことあるなんとかマンは誰なの?」
「....ウルトラマンでさえ観てない」
「いや!そこ?キン肉マンは?」
「ない」
「え!アンパンマンは?」
「....多分ほぼない。あ、でも食パンマンがカッコいいよね?」
「いや、そういうんじゃなくて」
「あ、『働きマン』!!」
「それ別物だから!」
「『プリティーウーマン』!」
「あんた、ふざけてんの?」
「なんかこう、あれなのよね、ヒーローとか王子様に興味が湧かないっていうか」
「あー、むぅが好きになる人も確実にヴィランタイプだもんね」
「ちょっと」

【なんとかマン】
ほぼ皆さん飛行可能で、ぴったりめのお洋服で突然戦う方々。

聞く方が聞いたらぶん殴られそうな偏見はなくなりました。

カッコいいけど爽やかさは控えめなトニーが良い。何かに秀でている人がその分野で制限のある中、試行錯誤する姿は観ていてとてもワクワクするものだな、と思う。
また自分の過ちを認め、次の行動に繋げられるのも良いなと思った。

「アイアンマン観たよ」
「どうだった?」
「面白かった!」
「他には?」
「高いとこまで行くとさ、スーツが氷結するじゃん」
「待って。まさか缶チューハイの氷結無糖思い出したとか言わないでよ?」
「.....え?」
「何でも酒に繋げるマン」
「お酒の世界のなんとかマンになったら私結構活躍出来そうな気がする」
「"妖怪:酔うとずっと同じ話"がなに言ってんの」
「そうでした。ごめんなさい」

過ちは認めているが全くもって次の行動に繋げられていない現実が明らかに。
むぅ

むぅ