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急にたどりついてしまうの堊のレビュー・感想・評価

急にたどりついてしまう(1995年製作の映画)
3.5
松井友子なにもの…。母親が倒れた直後、突然夜景の中に浮かび上がる彼女の顔のアップが挿入される。斜めから映される頬に照らされる90年代の夜の光!
モノローグが男女それぞれによって行われるなんてど直球な映画を久々にみた。鈴木志郎康の解説付きの映画なんてあるんだ。『ザ・フューチャー』と『サマーフィーリング』に親近感を覚えるなんて言ってて本気か?と思ったけれど本作を観て納得。冒頭の坂を登ってくる主人公の姿や急な俯瞰やらになんの興味も湧かなかったけれど、松井友子(だれ)の魅力がとにかくずば抜けてる。シャッターガチャガチャと軋み泣いてる、駅裏の激しく新しいキスで。横が城定監督だった。『性の劇薬』観ます!
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