ゆべし

非情の時のゆべしのレビュー・感想・評価

非情の時(1956年製作の映画)
3.0
ジョセフロージーが50年代初期に赤狩りでハリウッドを離れ、英国で映画製作を再開してから4作目、1957年の英国産フィルムノアール。
50年代のロンドンと郊外の街並み、高級アパートメントのインテリア、物語の重要なモチーフでもあるスポーツカー、どれも超絶ヴィンテージ・スタイリッシュで品のある映像。一つ一つのショット構図が緻密に設計されていて、鏡や窓ガラス越しのショット等、惚れ惚れする美しさ。
犯罪プロットにも資本主義への嫌悪が感じ取れて、アカな信念を貫き通してるのが格好良い。
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