ひらり

新幹線大爆破のひらりのレビュー・感想・評価

新幹線大爆破(1975年製作の映画)
4.5
昭和50年 作品
1500人の乗客を乗せた新幹線ひかり109号が舞台。
若手からベテランまで名が連なる豪華なキャスト。

新幹線に爆弾を仕掛けるなんて!時速80キロ以下になると爆発する仕掛け。
絶対に止まる事が出来ない。
爆発がイタズラではない証明を貨物列車で見せる手口。緊張感が走る。

犯行グループのリーダーを高倉健さん。
悪役を演じるとは!面白くないはずがない!

息詰まるスリリングな攻防。
乗客の命は…1人で里に帰る妊婦がいる
運転手、運転指令長、総合指令所にて指示管理する人間模様。
浮かび上がる犯人達の人間像。
互いの不遇に共鳴して事を起こしてしまったか。

運転手の視点、犯人の視点に引き込まれる。ハラハラドキドキ!

昭和を感じさせる音楽。
子供の頃に乗った0系新幹線。
そう、食堂が車内にあった。
乗客のサラリーマンが歌う“はしれ超特急“
はしる 青い ひかりの超特急 時速250キロ すべるようだな はしる。
ビュワーン ビュワーン…♪懐かしいな♡

最後まで見逃せない展開。
運転指令長(宇津井健さん)の男気を感じさせる人となり。
我が子を見付けて一瞬動揺する犯人(高倉健さん)凶悪犯だが、乗客の安全を案ずる行動と愛する我が子を愛しく思う人となり。グッとくるものがあった。
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