シシシシンシン

新幹線大爆破のシシシシンシンのネタバレレビュー・内容・結末

新幹線大爆破(1975年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます


時代的にもニューシネマの雰囲気漂う大作。
オープニングタイトルの出し方最高すぎる。
大学柔道部に怯える犯罪者と助けを求める警察は声出して笑えた。

様々な登場人物が絡み合いそうな群像劇っぽく始まり、他の新幹線の故障を回避したり、隠された爆弾の所在、犯人たちの思惑など冒頭から引き込まれまくり、これは面白くなるぞ!と鼻息を荒くしたが、観ていくにつれて、まぁそうか。そんなうまくいかないか。そうだよな。あぁ…となんだか尻すぼみ。
妊婦の胎児が助からないことで誰1人傷つけない完全犯罪が崩壊し、沖田が苦悩するかと思いきや、そんなの知ったこっちゃねぇとばかりに札束の身支度。
終いにはガキ!おいガキ!シーッ笑

といろいろ思うところはあったが、新幹線のスピードを落とせないという設定はいろんな条件をちょうどよく限定させ、映画として画の面白さもあり、本当に良い!スピードが好きだった自分としては影響を与えたのが邦画というのは嬉しい。
よかった!
時代の流れもノンストップで取り残されていく沖田たちはついに羽ばたくことはできなかった。
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