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浮草のRのレビュー・感想・評価

浮草(1959年製作の映画)
3.3
若尾文子目当てに鑑賞したが、京マチ子に惹かれてしまった。
親方に対する疑惑が生じてから、ずっと不機嫌そうな顔をしていたけど、最後の駅舎で見せた恋する表情が愛らしい。
2人が打ち解ける前のマッチの攻防も良かった。

また、女にうつつを抜かす男三人衆や、1人遊びに勤しむ男の子など、サブキャラクターが印象的だった。
お気に入りの場面は、床屋のお母さんとのシュールなやり取り。

若尾文子に関しては、本当に和服が似合うなあと感じた。
廊下の空き瓶を映してから、部屋の中にいる川口浩と若尾文子が映し出されるが、その時の若尾文子の横顔が美しすぎる。
キスのあとに、またテーブルの瓶が映されるのも涼しげで良かった。
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