このレビューはネタバレを含みます
【再視聴】2021/05/09
昔、劇場で観た筈。本棚にわざわざ買った解説本があるくらいだし、ストーリーも記憶の通りだが、見直してみるとどうにもやり切れない。「何故、ソチラの選択をするかな〜」と思わされる展開に終始して、皆が皆、死の蠱惑に取り憑かれたかの如く斃れていくのが辛い。ハリウッドと違って三勢力をほぼ互角に扱っているからかろうじて耐えられるが、逆に公平に陣営の差が無くほぼ全ての登場者が死亡…って、やはり後味が良くない。
歴史物と割り切って、「あ〜、自分は他人の為に命懸けになることはできない奴なんだな」と思うことしかできない。
映像は好きだが、中身に共感するところが殆ど無いと言う、自分の中に矛盾しかない作品。
