昭和の映画館の物語。
宮沢りえ主演。
昭和30年代に、京都の中に「オリヲン座」と言う映画館が。
それは、戦後に復員した松蔵とトヨの夫婦で切り盛りしていて。
そこに、ふらりと留吉なる若者が転がり込んで来る。松蔵に認められ、映画館で働くようになる。
三人で、映画館をもり立てて行くが、そんな時に松蔵が亡くなって。
やがて、テレビに圧されて斜陽産業に。
でも、トヨと留吉は明るさを忘れずに近所の子供のユウちゃん、ヨシエちゃんを可愛がり、8ミリカメラなど買ってきて、陽気に過ごす。
それから数十年、オリヲン座の最後の日が・・。
館主の夢で、映画館を経営し。館主亡き後、未亡人と使用人の関係で後を引き継ぎ、二人で苦労をしながら、実はお互い恋愛感情を隠してと言う間柄が、途中のケンカ騒ぎや、おんぶのシーンによく表れてます。
ホタルのシーンには、昭和の奥ゆかしさも。
ラストの最後の映写シーンで、全てが開放されて。
まだ、地方に行けば古い映画館がありまして、数年前に四国で午前10時の映画祭を観た館も味のある素晴らしい館でした。
私の子供の頃は、入れ換えなしで消防法無視の通路まで客が満載。おまけにタバコ吸い放題(笑)
また、古い映画館に行きたくなりました。