「80日間世界一周」を元ネタに旅を通してバラバラだった三人が仲良くなる流れは鉄板だけれど、それを照れたり変にいじくりこねること無くストレートにやっているので気持ちがいい作品に。随所に散らばるユーモアのある会話や個性的なキャラとのやりとり、主人公となる発明家がヘタレなのもいい味を出している。
アメリカ映画という割にはジャッキー・チェンのスタイルに合わせた作風で、そのせいかチェンの演技は伸び伸びとしていていつも通りの印象。キレキレなアクションもさすがで見ごたえ充分、特に建設中の自由の女神でのアクションシーンがレアで面白い。
ジャッキー・チェンのアメリカ映画出演を祝してかアーノルド・シュワルツェネッガーやサモ・ハンなどゲストも豪華、でもラストのキャシー・ベイツのインパクトが凄すぎて彼女にすべて持っていかれる。