たーぼー

必殺!III 裏か表かのたーぼーのレビュー・感想・評価

必殺!III 裏か表か(1986年製作の映画)
5.0
必殺仕置人から監督している光と影の魔術師工藤栄一が劇場版も監督
いやはや凄いコントラストは凄すぎ3人の光と影で石原興中島利男とのコンビで
オープニングのナレーション人が人を殺すだが今は金が人を殺す
この名文句納得しました(*^^*)

オープニング南町奉行所の同心一同岡場所に一斉検挙
そこで流れる必殺仕置人のテーマ
そして藤田まことの中村主水と川谷拓三の清原清三郎との会話
皆さん張り切ってますな〜
中村さんそうでしょう岡場所に
行くんですからその最中寝込みをしょっぴくんですから
楽しくて仕方ないんですよ
そんなもんですかね

このセリフを聴いてニヤけた自分(・∀・)ニヤニヤ

そして清原はこの後升屋に強請を掛けた事で事故として抹殺

その頃升屋ではそろばんの打ち間違えで上納金の金額を間違え
責任を取らされる大事件が勃発肝煎真砂屋と升屋はその責めを負うことに
その責任者彦松がその責任の重さに落ち込みそして升屋を首に
そしてそれを苦に家族共々出刃包丁で自害

何か怪しいと主水が真砂子屋と升屋に揺さぶりをかけるが逆に
主水は罠にはめられる


そして真砂子屋に命を狙われ危うく殺されそうになった時助っ人の壱が加勢難を逃れる

そしてこの裏に巨悪が見え隠れしてる事に憤り
自分のメンツと殺された者への
仕置するために立ち上がる


いや泣けます
まさかの殉死
助っ人の壱(柴俊夫)参(鶴瓶師匠)
そして組紐屋の竜(京本政樹生死不明)
が出るんだから

そして1番いいシーンは真砂子屋に特攻をかける時壱が死ぬ前に蕎麦食いたかったな熱いのをよズルズルっとさ
このシーンがその後の真砂子屋の仕事人狩りの手下と戦う緊迫したシーンのちょっとした息抜きになっているのがまたいい(´∀`)

そして1番の見どころが松坂慶子
豪華だよほんと必殺映画シリーズで1番の美女いい女この人がヒールに
清原が殺される前と後でこんなに変わるんだからでも清原をほんとに愛してたと言う貧しくても
いやはやこんな女性に金はなくともついてきてくれるなんて男冥利に尽きるじゃありませんか

それを変えた伊武雅刀の真砂子屋徳治これがホントの悪
升屋の成田三樹夫もやはり天性の悪役仁義なき戦いから深作さんお抱え俳優として必殺4でもヒール
柳生一族の陰謀の烏丸
宇宙からのメッセージのロクセイア
魔界転生の松平伊豆守など
インパクト強い悪役ばかり
(酒とタバコやりすぎてあの声になった)あの声の凄みと迫力はほかの俳優では到底無理です

松田優作と共にもっと活躍して欲しかった俳優の1人