ゴン吉

続・男はつらいよのゴン吉のレビュー・感想・評価

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)
4.0
渡世人の生き様を描いたヒューマンドラマ「男はつらいよ」シリーズの第2作目。

監督は山田洋次、主演は渥美清。
マドンナは佐藤オリエが演じる恩師の娘で、ゲスト出演は東野英治郎とミヤコ蝶々。

作品は渡世人の寅さんが生き別れになった母親の夢で始まり、後にシリーズ恒例となるオープニングの夢が本作品で初登場する。
旅に出ていた寅さん(渥美清)が、一年ぶりに柴又に帰ってきて、乳飲み子の満男を抱いた妹のさくら(倍賞千恵子)と再会する。
その後、恩師(東野英治郎)とその娘である幼馴染の夏子(佐藤オリエ)に会い、恩師と一晩酒を酌み交わすが、それが原因で入院してしまう。
しかし寅さんは病院を抜け出し、無銭飲食や暴力事件を起こして警察に拘留される。
警察に面会に来た妹のさくらを泣かしてしまい、寅さんは再び旅に出るが、京都で恩師父娘と偶然再会し、生まれて以来、生き別れになっていた母親(ミヤコ蝶々)に会いに行くが.... 

生みの親との再会を描いた作品。
連込み旅館で女中が部屋のラブアイテムを案内するのが笑えます。
寅さんは相変わらず周囲に迷惑をかけてばかりでイライラさせますが、最後は京都の三条大橋でほっこりです。とは言え、寅さんは母親にまで銭をたかるんですね。
ハナマルキ味噌のCMの「おかあさ~ん」が笑いを誘います。
本作品の寅さんの旅先は京都の清水寺・渡月橋・三条大橋。 
「でも そのお父さんはもう いないのね」 

2023.4 4Kデジタル修復版をBSテレ東で鑑賞
2021.10 4Kデジタル修復版をBSテレ東で鑑賞
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