タクマ

ゴジラVSモスラのタクマのレビュー・感想・評価

ゴジラVSモスラ(1992年製作の映画)
3.6
環境破壊と家族愛のテーマを軸に大自然を司る地球の守護神モスラとバトラVS人間の負の業により生まれた怪獣王ゴジラの死闘を描く。環境問題の描き方に関しては61年版モスラから変わらぬ私利私欲に溺れた人間の愚かさを軸に描きつつもそんな人類に対する地球生命の怒りを体現した怪獣バトラに対しても変わらないモスラの愛の精神が破壊神ゴジラに打ち勝つきっかけになる部分が結果的には全人類の平和と対話と言うメッセージにもなっている。
怪獣には各々背負っている宿命や哀愁がある。モスラは地球と人類の為に時には自分の全てをも捧げる。故にモスラの背負った哀愁は美しく尊く見えるのだ。
無論作り込まれたみなとみらいの街並みも含めて特撮面のクオリティも高く誰もが安心して見れる怪獣映画の決定版です👍️
余談やけどこれを見てたらバトラって成虫より幼虫の方が強くないか?と感じたのは私だけでしょうか?「笑」
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