たかくらかずき

ミッドナイト・イン・パリのたかくらかずきのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.5
見直し。
昔より少し歴史のことがわかるようになって、1920年代や1880年代のことがわかる状態で見たのでとても面白さに満ちていた。昔見た時は1920年代から1880年代にタイムスリップした時のディテールがわからなかったな…どちらも昔じゃんみたいな感じで。今見ると1920年代には確実に近代化の足音が感じられて、ダダやシュルレアリスムが花開く時代、文章と美術が急接近して、いまの現代美術に直接つながる時代の始まりだったのだなあ。だからこそファッションを志すヒロインは、もっと視覚的実験に満ちた1880年代を黄金時代と呼んだのかもしれない。

いつの時代の人も現代は窮屈でどこかに逃げたい気持ちとともに、ここで豊かに生きていくしかないという宿命を背負っているんだな。

てかロキのコンビが既にここで!!すごい!TVA!!
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