ほむら

緋牡丹博徒のほむらのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒(1968年製作の映画)
5.0
必修。

外道と意気地無しに向かって一直線に看破してゆくさまは、"ヒトの野生"とでも呼びたくなる自然摂理めいた機能美があります。

戦争も経済成長も闘争もバブルもやってない。そして、終身雇用は木っ端となった小泉構造改革後に社会参画した世代には、ようよう学べることがあると思います。

というのを、オンナとオトコでやってくれるので、時間や流行りに追いつかれることなくて、新しいです。

鬼滅の刃がファミリーギャグにしてしまったアノ部分は、血縁とか勧善懲悪とかギャグじみた記号ではなくて、生活者としてのマジリアルガチの琴線なんだよという、60-70年代に映画館で熱狂していた市民の気持ちを新たに感じてゆきたい。
ほむら

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