この作品も事前にあらすじ等の情報を得ることなく観るのが正解。
イ・ビョンホン演じる主人公の大学時代の前半と、高校教師になった後の中盤からのストーリー展開には、意表を突かれ、本当に驚く。「んな事、あるわけないじゃん！」って思う人も多いと思うが、そこの部分を受け入れることが出来るか否かで作品評価は分かれるだろうな。
ある意味、問題作と言えば問題作。だけど、生涯一人の人間を愛する「純愛」をテーマに真っ向勝負からブレずに描いている点は確か。
また、1983年から20年以上の歳月をかけて描かれる物語の中で、イ・ビョンホンが、ヘアスタイルと衣装以外、何の特殊メイクなどを施さずとも20代の学生と40代になった家庭も持った高校教師役を繊細な表情の演技だけで見事に違和感なく演じ分けているのは流石。
2005年に亡くなってしまったヒロイン役を演じたイ・ウンジュも美しく魅力的。
山頂から眺める風景が幻想的で美しい。
