ベルナルド・ベルトルッチというと3時間超えのイメージだけど、この作品はギリ2時間以内。
第二次大戦前のイタリアで、ファシストに傾倒するジャン・ルイ・トラティニャンの、悶々とした葛藤。
当時の時代背景に不明瞭なのと、現代と過去が交差する、分かりづらい構成。
あと、たらたらと歩いたり、女性と遊んだりするシーンが多くて、半分寝落ち、巻き戻しながら視聴。
映像は美しいかもだが、話がたるくて辛い2時間だった。
後半の暗殺シーンは手持ちカメラで迫真の映像。
だけど、そこに行くまでが長い。
ファシストと自称しながらも、揺れまくる主人公が分かりづらい。
ずっと暗殺者みたいな黒づくめファッションで無表情。絶対笑わない。
周りの目も厳しく、「ファシストはつらいよ」といったところか。
「ヒマシ油」って何だろうと調べたら、イタリアファシスト党の拷問に浸かってたのか。