めー

流れるのめーのレビュー・感想・評価

流れる(1956年製作の映画)
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芸者の置き屋。女中の梨花(田中絹代)を通して、人物の動きをみる。
序盤からウッとなるような空気が滲む…
流れるように生きるとはなんて儚いのだろう…と、湿っぽくなんてならず、女たちのシビアな生き方がある。
高峰秀子のキツさや泥臭さがもっと欲しいような気がしたけど、そこばかりにフォーカスするようなストーリーではなかった。
それぞれの悲しみや苦しさ、うまくいかない出来事がもちろんそこにはあって、そんな中で生きること、ことにお金に苦心する姿をキッチリと描く。
ラストは交差する音と映像、胸にくる落とし込み。拍手!

毎回言ってるけど、夢見や幸福のない映画があってくれて嬉しい…生きている人々に大変に真摯である、と心から思う。真面目だぁ〜成瀬〜
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