本家本元、アルセーヌ・ルパンの物語。
とはいっても、なんだかルパンの魅力がいまいち出しきれていない、残念な感じ。
貴族の気品、ゴージャスさ、そしてヨーロッパの雰囲気等は十分伝わったし、キャストもハマっていたと思うんですがね~。
特にクラリス演じた、ターコイズブルーの瞳が印象的な、エヴァ・グリーンが美しい事。
ですが、ちょっと凝り過ぎであったのと、映画の尺も長かった。
何よりもルパンの盗みが綺麗じゃないっていうか、必ずドジをやって追いかけられてしまう。
私のイメージしていたスマートな仕事っぷりがみられない。
なんか、わざと見つかる為にドジ踏んでない?(追手を振り切るシーンも格好いいのだが。)
そしてラストにかける意外な展開も狙い過ぎで訳わからない。
もうね、衝撃の展開が3回ぐらい続く・・・この130分の作品の中に・・・疲れるわ・・・
原作のアルセーヌ・ルパンの物語ってこんな感んじなんでしょうかね。
因みに吹替のキャストの一部は『カリオストロの城』のメンバーがあたっており、その点ではちょっと気分がアガります。