ひろこ

お茶漬の味のひろこのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
4.1
「今まで私、わからなかったの、ごめんなさい。あなたおっしゃったわね、インティメイト(親密)でプリミティブ(素朴)な、遠慮や体裁のいらないもっと楽な気安さ。わかったのやっと今、 馬鹿ね、私」 「いいんだよ、もういいよ。お茶漬だよ、お茶漬の味なんだよ、夫婦はこのお茶漬の味なんだよ」 「そうね、知らなかった、今まで」「いや、いいさ、でも本当に良かった」

お茶漬を食べながら和解する2人のシーンは、映画史に残る名場面だと思います。とことん勝気で傲慢だったのに、最後は旦那さんに恋をしてしまう奥さんが素敵で何度も観なおしては、心が温かくなりました。
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