自分にとって面白い・面白さが分からないに分かれがちな黒澤作品の『面白い』方だったぞーーー!
皆さんに好評のクライマックスも良かったんだけど、
この作品の一番のお気に入りは、魔(神を含む)との距離感を考えさせられること。
特に前半の妖のものから予言を聞かされるシーンが良かった。
やっぱね『触らぬ神に祟りなし』よ。
(あと調べたら『仏ほっとけ神かまうな』なんてことわざ・慣用句があった)
あるかないか分からない現象に、敬意を払えども耳を傾けすぎると危ないなと。
なんかそんな持論を、忠実に映像化(表現)してくれたのが嬉しかった。
あと
『夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡』
の松尾芭蕉の俳句も体現してまして、とっても“日本”に浸れた気分になれます。