ネブュラー

ウォーリーのネブュラーのレビュー・感想・評価

ウォーリー(2008年製作の映画)
5.0
最高にエモい、機械じかけのラブストーリー。
このキュンさは、子供のころに味わった「王様の剣」のリスシーンに近い。
単純ながら奥深い「名前をただ呼び合う」という行為、動き、そして音楽。
機械がこの原始的な行いによって、愛情表現を形にしていくユーモアとこそばゆい感情の流れがいとおしい。
ピクサーならでは、アップルオマージュ。新たな人類の夜明けを予感させる「2001年宇宙の旅」オマージュ。
芸の細かさは、安定のピクサークオリティで安心するし、さりげないユーモアの匙加減が絶妙すぎるくらいに面白い。
ピクサー作品の中でも特にデカダンスな雰囲気、ストーリーの展開が、まさに夜明け前、dawn感を演出しエモいエモい。
エンドロールの8ビット的演出含め、大好き。
ネブュラー

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