天

故郷(ふるさと)への長い道/スター・トレック4の天のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

スタートレック劇場版4作目。スポック役のレナード・ニモイ監督作で、エンタープライズ号のクルー達が21世紀に絶滅したザトウクジラを23世紀に連れ帰るため1986年のサンフランシスコにタイムワープしててんやわんやする、シリーズ中でも大ヒットしたコメディタッチの名作。
なおカーク船長が監督した次作「スタートレックⅤ新たなる未知へ」は盛大にコケた模様。自分は嫌いではないです(好きとは言っていない)

予告編はこちら👇
https://youtu.be/VW7neKZFKE0


○カーク以下エンタープライズ号のクルーは前作で艦が大破したため、クリンゴンのバード・オブ・プレイを鹵獲してバルカン星で修理改造し地球への帰還を開始します🌎
○スポックは前作で尊い犠牲となり一旦死亡、その後細胞から再生・急速に成長したものの、ちょっと人間臭さが出てきてたのもゼロになってしまったため、カーク達が艦隊規約を破ってでも自分1人を救うため奮闘したことが「人間の非論理的行動」だと理解出来ません。
○一方その頃地球には印鑑に喉ちんこがぶら下がったような形の正体不明の探査船が接近。地球近辺の艦は動力停止してしまい航行不能になり、海水は蒸発し地球の8割近くを雲が覆います。
○探査船が海を調べていることに着目したスポックが「探査船は大昔からザトウクジラと交信していたが、絶滅して返事が来なくなったため地球までクジラの安否確認に来たのでは」と思い付きます。早くザトウクジラを地球に連れて来ないと地球ヤバいとなり、20世紀末へタイムワープすることに。そして1986年のサンフランシスコへ到着。
○バード・オブ・プレイは惑星連邦の艦と違い遮蔽装置が付いているので20世紀の人類には検知されません。この辺の自然な流れは上手い。
○カーク「この時代の人類はまだ地球外生命体と遭遇していない」からの(あっ・・・察し)となり眉毛ととんがり耳を鉢巻で隠すスポック。バスの中で大音量でラジカセを鳴らしているパンク野郎を、バルカンピンチで気絶させ喝采を浴びるスポック。バルカン人は嘘がつけないためうっかり23世紀の常識を話すとカークに「コイツ薬やって頭おかしくなったんスよw」と言われるスポック。クジラ研究センターでいつの間にか水槽に入りクジラと意思疎通するスポック。色んなスポックが見られて楽しい(*´∀`人)
○とりあえずお金が無いため、マッコイからの誕プレのアンティーク眼鏡を質入れするカークひどいw スポックに咎められても「どうせまた貰うしええねんw」と言い放つゲスいカーク。
○雄雌2頭のザトウクジラを飼育している研究センターの所長♀が「捕鯨は悪」スタンスなのが引っ掛かるが致し方なし(;`=ω=)
○言動が怪しいカークに「あなたは一体誰なの?」と質問する所長👩‍🦳。「誰だと思う?( ー`ωー)」と、美女の気を惹きたいカーク。質問に質問で返すなあーっ!
○予定より早くザトウクジラたちが海へと搬送されてしまい慌ててカークを頼る所長。艦内に転送されてようやく彼等が未来から来たことを信じます。
○所長とはお別れ・・・のはずが、都合良く彼女は独身で身寄りも無いという設定。23世紀に戻ったらザトウクジラの専門家として必要だし…という訳で一緒に23世紀へ行くことに。
○クジラも捕鯨船に捕られる寸前で転送成功、23世紀へ戻り謎の探査船とザトウクジラが交信して地球は無事元通りに。
○ラストは、クルーが前作でやらかしたあれこれの裁判シーンに。判決は提督から大佐へ降格→からの艦長への復帰→ブラボー!の流れ。カークの現場復帰でまたこのメンバーで艦に乗れると喜んでいたら、エンタープライズ号も新造されてました・.。*†*。.ヽ(●´∀`)ノ ワーィヽ(´∀`●)ノ・.。*†*。.
カーク「あれを見ろ、我が家だぞ!」のセリフにはこっちまでジーンとしました( ;∀;)

カーク・スポック・マッコイのワチャワチャも見られたし、スポックの人間臭さも戻ったしめでたしめでたし🖖🏻(*´ω`*)
天