ラグビー熱が最高潮の今、見るべき作品だと思う。
まったくの初見で、ラグビー顧問という設定だけかと思ったがかなりがっつりラグビーの話だった。しかし70年代というのはなんとも混沌とした時代である。学生運動後に起こったのはヤンキー文化で、学校は荒れ放題。生徒は喧嘩や暴走に明け暮れる日々。
そんな学校に赴任してきた照英は、若本たちのエネルギーをラグビーに向けさせる。
しかし試合となると喧嘩とは違い、ちゃんとしたテクニックが必要である。もちろんボロ負けするわけだが、当時の日本ラグビーも似たようなものだったのだからしょうがない。
とにかくアツい展開が続くのだが、物語としてはもっと面白く出来たよな~と少々残念に思う。エンディングで流れる大黒摩季のHERO。あの曲はタイトル曲なのだからここはという場面では必ず流すべきだった。