Hiroking

北緯15°のデュオのHirokingのレビュー・感想・評価

北緯15°のデュオ(1991年製作の映画)
3.5
〖1990年代映画〗
1991年製作で、太平洋戦争中、過酷な戦況を極めたフィリピン戦線の傷跡をドキュメント・タッチに描くドラマ。
俳優として自身を演じる川谷さんの言葉で語られる特攻隊の現実。
食堂の親父が「特攻隊の若者は明日という未来は無かった。お前には未来があるんちゃうか?」その言葉の重みは計り知れないと感じた。
「あのころの若い人の生命は、こんな家具よりも軽かったんですね…」
亡くなったのは、日本兵だけではなく、マニラの人も大勢亡くなった…と言った日本人女性の言葉は、心に刺さった作品でした。

2021年1,415本目
Hiroking

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