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危いことなら銭になるのmのネタバレレビュー・内容・結末

危いことなら銭になる(1962年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白い!

宍戸錠、長門裕之、草薙幸二郎の3人組や柔道2段・合気道3段の浅丘ルリ子との饒舌なやり取りは、軽快でリズミカルな調べを奏でる。特に長門裕之のキャラクター「計算尺の哲」は魅力的な存在だ。今更だが、長門裕之は桑田佳祐に驚くほどの類似を見せている。

作品全体としてはコメディの色合いを帯びているが、冒頭の刺殺シーンや終盤のエレベーターで繰り広げられる銃撃戦など、アクションとしての見どころも充分にある(かなりの流血も)。

各キャラクターが乗る車も個性的で、特に「ガラスのジョー」(ガラスを擦る音に弱い)が乗る赤い三輪の超小型車はおもちゃのようで可愛らしい🚗

また、贋札作りの名人である左卜全がストリップ劇場のガラス舞台の下から女性の姿を眺める場面などは、清順の映画にもマジックミラーを用いた空間設計が度々登場していたことを思い出した。
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