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レッド・ツェッペリン/狂熱のライブのswansongのレビュー・感想・評価

3.9
悔しいことに私は、レッド・ツェッペリンの来日公演に「間に合わなかった」世代。
後年、Coverdale - Pageの武道館公演で、ようやくジミー・ペイジの勇姿を拝むことができました。

当時、一部のファンから「ドラえもん」なんて呼ばれていたジミー先生のポッチャリした姿にはじめは違和感を覚えたけれど、「ブラックドッグ」「ロックンロール」「カシミール」など、出し惜しみなしでツェッペリンをガンガンやってくれたのは嬉しかったな。

当日はカヴァーデイルの喉の調子も良好で、全盛期のロバート・プラントばりのハイトーンの雄叫びを堪能させてくれました。

ちなみにこの「狂熱のライヴ」ですが、バンドのコンディションは完璧とは言えません。
演奏のクオリティなら、後発のロイヤルアルバートホールでの1969年のライヴをお薦めします。

でもこの作品が公開された当時は、「動くツェッペリン」を観るにはこれしかなかった。

これと「ABBA ザ ムービー」っていうお腹こわしそうな2本立てが町の名画座にやって来たときも、喜び勇んで映画館に飛んでいったものです。(笑)
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