記録。
空からのバースデイプレゼント。
『クール・ランニング』等で知られるジョン・タートルトーブ監督のSFロマンス。主演はジョン・トラボルタ。
エリック・クラプトンが歌った「Change the World」で有名な作品ですね。
ちなみにジャケ写のトラボルタは、冷蔵庫から缶ビール取ろうとしてます。ごめんなさい嘘です。
さて0.2秒でバレる嘘をかましたところでナンですが、思ってた以上に切なくて胸に迫る良作でしたねぇこれ。
誕生日パーティーの帰り道で、夜空に輝く謎の光を目撃したジョージ(トラボルタ)が、急激な脳の発達を遂げ超能力に目覚めるお話。
善意で能力を役立てようと試みるも、周囲から奇異の目で見られる展開が悲しい。ジョージめっちゃイイ奴だから特にね。
物語は意外な展開を迎えるんだけど、ジョージが想い人レイスに向ける一途さが泣ける。それに応えるレイスのセリフもグッとくるんですよ。
本作のテーマの一つとして「偏見」「差別」があると思うんですよね。自分と異なる、あるいは理解に及ばない事柄を排斥しようとする人間誰しもが持つ弱さ。
それに対する痛烈な批判は、ある人物の言動に如実に現れてるし、きっと「Change the World」を使ったのもそういう思いが込められてると思うんですよね。
でもさ、本作公開から25年経つ今も、それほど世界は変わってないって思うと悲しいよねぇ。