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『太陽の傷』に投稿された感想・評価

えりみ

えりみの感想・評価

4.5
WOWOW「特集:哀川翔の30年」で。
よ!三池監督!!やってくれました~(^^)
“少年法”に鋭く切り込んだ社会派ドラマ!とか紹介されたりしてましたが、そんなことはない社会派フリした復讐モノでしたヾ(@⌒▽⌒@)ノ
タブーを怖れない復讐モノ、という点が高評価♪
少年法、加害者の人権、被害者家族の扱いに対する怒りが込められたブレない脚本に拍手♪個人的にはスカっとした話でしたが不快に思う方もいるかと思います、全く中立的でないストーリーなので。
小さい娘が惨殺されるわ嫁は目の前で死ぬわ、挙句ねこ(と思われる)虐待描写まであるので到底他人にオススメできる代物でもないんですが…よかったんですよ、コレが。猫殺されたくだりは歯噛みしましたけど実際に多いですからね(-_-#")

キャスティングが軒並みハマっていて気持ちいいです、あ哀川翔が設計士にみえるか?そこは…いいんです!
お得意さん?の勝野洋が無骨に助けてくれるのええわぁ
ボンクラな保護士(トンデモ行動に目がテン)に佐藤藍子、ハマり過ぎ(・m・ )
「ボランティアですから」が口癖のゲスな保護士に平泉成
ゲスな弁護士に宅麻伸、これが意外にハマってた。
風間トオルはサーフボード工房の大将(子供達の更生を助ける)、少年役の子達も皆よかったです。
遠藤憲一さんのシーンは、唯一の笑いどころと捉えていいんでしょうか(^^;ほんまこのシーンだけしか出てない。

銃があまりに簡単に手に入るのはご愛嬌で。銃撃無いとクライマックス盛り上がらんのでねぇ。
中盤ある惨劇の瞬間、血がダラ~っと流れたあと色が無くなってしまうあの場面が一番痺れました\(゚▽゚=))/


ちなみに映画の製作は2006年。劇中では「13歳は人殺しても捕まらない」とありますが、
少年法はその後改正され2007年少年院送致はおおむね12歳以上、2008年12歳以上の少年審判でも重大犯罪であれば犯罪被害者や遺族が傍聴出来るようになり、2014年刑罰の厳格化が成されています。
未成年に娘を殺され、妻がノイローゼの末自殺した男の復讐劇。主人公以外全員屑過ぎて、観てて辛かった。ラストのカタルシスは弱めだが、飛び降りた妻が車に直撃するシーンはギョッとした。あと無駄に豪華キャスト。佐藤藍子って今何してんだろ。
♪ 彼ニトッテハ安ラギダッタソノ色は
  今ハ白黒ニナリ何色カ分カラナイ

「刑務所で罪を償った」
なんて台詞を耳にしますが、刑務所に行っただけで罪は償えません。どんなことをしても他人を傷つけた事実は変わらないのです。

但し、それでは社会が成り立たないので、便宜上は赦して社会復帰を認めているだけ。赦したのは社会のシステム的な部分。人間の意識上で赦されるかどうかは別の話なのです。

それは少年法で保護された少年少女も同じ。
大切なのは少年院に行くことではなく、務めた後の生きる姿勢。その議論を経ずに年齢の引き下げだけを先行させても意味がないと思います。

そして、その考え方は本作も同じでした。
描きたいのは少年法の是非ではなく、もっと根源的なもの。他人を傷つけたら“一生赦されない”可能性がある…と言いたいのでしょう。とても真っ当な言い分ですよね。

思うに、江戸時代に認められた“仇討ち”を復活させれば良いのです。恣意的に運用しないようにハードルを上げる必要はありますが、そのくらい苛烈で嗜虐的な抑止力が現代人に求められているのではないでしょうか。

それゆえに本作は見事に苛烈。
そもそも主人公が哀川翔さんですからね。その時点で良識に則っていないのは明確。一般的なサラリーマンを描きたかったら、就業中に色眼鏡をかけさせる必要はありません。

何しろ、仕上げたのは三池崇史監督。
普通の映画を期待するのは間違っています。
期待するのは狂気。そして暴力。圧倒的な悪意を潰す…そのカタルシスさえ描けていれば良いのです。

まあ、そんなわけで。
少年法を題材にしながら異彩を放つ物語。
常識という枠から飛び出して鑑賞した方が楽しめると思います。

ただ、あえて難を言うならば。
相も変わらず役者さんへの演技指導はしていないと思われるので、一部微妙な部分があります…が、ある意味で貴重な話。不遜にも役者さんの実力を測れると思えば良いのです。ちなみに遠藤憲一さんは端役ですが最高でしたよ。いてえ。

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