HAYATO

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのHAYATOのレビュー・感想・評価

3.5
2024年44本目
宇宙で映画を撮る気らしい命知らずのアクションスター・トム・クルーズと、クエンティン・タランティーノ引退作への出演の噂が報じられたブラッド・ピットの豪華共演作
この2人の共演はまたいつか実現してほしい。
カルト的な人気を誇る小説『夜明けのヴァンパイア』を、原作者・アン・ライス自らが脚本を担当し、映画化。
サンフランシスコのある部屋でジャーナリストのインタビューを受けるルイは、自らを吸血鬼と名乗り、その驚くべき半生を語リ始める。
『アンチャーテッド』のアントニオ・バンデラス、『Vフォー・ヴェンデッタ』のスティーヴン・レイ、『トゥルー・ロマンス』のクリスチャン・スレーター、『スパイダーマン』のキルスティン・ダンストらが出演。
当初リヴァー・フェニックスがキャスティングされていたが、当人が死亡したためクリスチャン・スレーターが代役を務めた。
クリスチャン・スレーターは出演料を全て、リヴァー・フェニックスが支援していたボランティア団体に寄付したそう。
本作はなんと言ってもトム・クルーズとブラッド・ピットの輝きが圧巻であり、ヴァンパイアの神秘的な美しさをこれでもかと感じられる。
第67回アカデミー賞で美術賞にノミネートされているので、セットの装飾や舞台装置も見どころ。
終始ダークな雰囲気を纏っていて、不老不死故の孤独や虚しさが胸に刺さり、大人になれない苦しみを嘆くクローディアの悲哀に満ちた姿を見るのは辛かった。
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