佐藤

宇宙戦争の佐藤のレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.0

【トム・クルーズ主演で宇宙人との戦いを描くSF戦争超大作】

SF・戦争だけじゃなく、パニックと家族愛の要素も強いです。

原作はH・G・ウェルズで、1938年にラジオドラマ化、1953年に映画化されており、今作は原作だけじゃなく前二作の要素を引用しているとのこと。

9.11をとても強く意識した作品でもあるよう。
(出典:Wipedia)
>本作は、2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件で受けたアメリカに住む人々の衝撃・思いを反映している。
>映画には墜落したジャンボ旅客機、掲示板に貼られた無数の人探しの張り紙などが登場するが、映画のメイキングでスピルバーグも公言している通り、これらは9.11のテロを連想させるため、あえて描いたものである。



レイ(トム・クルーズ)が、子供にも元妻にも愛想をつかされていて、すごい嫌われようなんですが、ちょっとドジで家庭人向きではないところはあるのかもですけど、そこまで嫌うほどかなあと思いました😅

元妻の家で、レイがヤンキースキャップ、子供がボストンレッドソックスキャップなのは、トムが大人だから腕力なんかでは強いけど、完全アウェイなのを表わしててシュールでした🤣
そのアウェイでなんとかレイは必死に持ちこたえてたのに、ついに耐え切れずにピーナッツバターパンを場外ホームランするところは笑いました🤣🤣🤣🤣🤣

車と群衆のシーンこええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうゾンビだろこれ😨😨😨😨😨
と思ったら船のシーンもこえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!
車のシーンの群衆と船のシーンのレイが同じことを言ってるけど、その時の立場や利害によって人は言うことが変わるんだよね。

自らの手をすり抜けて息子が行ってしまうシーンはなんともいえない悲しい気持ちになった。
男の子の自立や成長の比喩って見方もできなくはない気がするけど、まあ考えすぎだし、自立というか若さ故のただの無策で無謀な特攻だし、そんなメタファーじゃなく普通にそのまま悲しいシーンとして見るのが正しいのだと思う。
その直後、行った先が駄目押しで爆発炎上火の海になるのは、ミスリードだとしてもやりすぎな気はした。
爆発・飛び交う銃弾・戦車や戦闘機なんかの派手なシーンがこの映画の主な魅力の一つだからある意味で仕方がないとも思いますが。

昔は4回くらい見たのに家族の絆の話だなんてまったく思いませんでしたが、久しぶりに見てみて家族の絆の要素はあるけどやっぱり主な魅力は迫力あるシーンが5割くらいで、あとはSFとかアメリカ万歳とかが3割くらいなのかなと個人的な感覚では思いました。
まあ、普段見ているのが大作・有名作品・アクションなんかがほとんどの僕の感覚なので、あまり自分でもこれが正しいって言えないけど笑

「大阪では何体か倒したらしい」ってところは、なぜ大阪なのかとその理由を「東京はいかにもすぎだから」「大阪人はいてまうぞ文化だから」「日本人はカミカゼアタックのイメージだから手榴弾で自爆攻撃をした」っていうものから「大阪人は不衛生だから」っていう失礼なものまで、数多くの考察をされてきましたが、スピルバーグ監督から直接「日本は特撮の本場だし、ゴジラなんかで怪獣との戦いを知っているんだから、日本人なら絶対に倒せるはず!」と語られました。
僕は特撮はほんとにまったく分からないやつなんですが、日本をリスペクトしてもらえるのは素直にとても嬉しく思います😌

ところで、あの群衆の隙間を恐る恐るすり抜けて行こうとして襲われたり襲われなかったりするシーンって、車で横からいきなり追突されるやつの次くらいにハリウッド映画あるあるですよね😃
佐藤

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