走れゎナンバー

M/OTHERの走れゎナンバーのレビュー・感想・評価

M/OTHER(1999年製作の映画)
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脚本無し、構成台本のみを渡して台詞や演技は即興で成立させる映画。照明とかのおかげで顔がほとんど映らないのが、より二人の関係性の危うさを際立たせる。
ラストで音楽が途切れるのと同時に、勢いあるカメラのパンにドキッとする。カメラと人間との距離感にジョン・カサヴェテスぽさを感じた。特に『こわれゆく女』『フェイシズ』あたり。
『葛城事件』といい、三浦友和に旧来の家父長制を踏襲する父親を演じさせたら右に出る者はいない。
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