おぇ

ビフォア・サンセットのおぇのレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
5.0
現実でも映画でも、『恋』って大体、始まったばっかりの、両方が夢を見てる時がピークで、その後って前ほどの新鮮味とか刺激って無いことが多いけどそんなんじゃなくて
この再会をした後も、まだ9年前と変わらないときめきが残ってる感じが好き。
若くて情熱に溢れてた23歳の、列車の中で出会って恋に落ちたときのままの感情。

この映画のすごさは、この絶妙な空気感だと思う。
リアルとフィクションのはざまにいるような感じで、いつもはいくら演技が上手くても『上手な演技』の劇を観てる感覚があるのに、演技であることを忘れるくらい、この映画ではそれを全く感じない。
なのに、現実にはないおとぎ話を読んでるようにも感じて不思議な気分。
きっと演技力以外にもたくさん理由があるんだろうな。

セリーヌの歌は本当に綺麗で、一番感動した。

終わり方も好き。
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