ビフォアサンライズからの続編。
9年後。
半年後に約束通り再開できるのか、そこを観客に色んな想像をさせる余白を残して終わった前作。
9年後の続編と言うことで約束の結果はお察ししつつもそこから2人はどうなるのか、当然気になり鑑賞。
前回に引き続き面白い。9年の年月で大人になった2人だけど、会話の雰囲気はすぐに9年前と変わらないテンション。
旧知の親友と話すとその頃に戻った気持ちで話すソレに似ていたけど、たった1日語り惹かれあった2人が9年越しでそれを出せるのは本当に波長が合っていた証だと思う。
今回何が良かったかって前回よりも時間経過がよりリアルで、ジェシーの飛行機の時間までのほんの少しの時間を過ごすのだけど、カットはありながらもタイムラインはほぼそのままにしてあるところがまた良かった。映画を見慣れていればいるほどカットでシーンが切り替わると無意識に時間の経過を感じさせるのだけど、逆に丁寧なカメラワークとカット割りのおかげで全くそれを感じる事なく物語を進行させる所にリチャードリンクレイター監督の愛とこだわりを感じられた。
そして今回のセリーヌもまぁ可愛い事。自宅でCDの音楽に合わせて踊るセリーヌの可愛さたるや。この時間が永遠に続かないかとジェシーと同じ事考えてました。
次作のビフォアミッドナイト、また更に9年後…果たしてどんな事になるのか、またきっと会話劇なのだろうけどジェシーとセリーヌがどうなっているのか、楽しみです。