レネリー

海猿 ウミザルのレネリーのレビュー・感想・評価

海猿 ウミザル(2004年製作の映画)
4.0
Blu-rayに買い替え再鑑賞

フジテレビと原作者との騒動の影響で、Blu-rayの廃盤により価格が高騰しすぎてドラマ版含め全てまとめ買いしたが、偉い金額になってしまった…。ただ、後悔はしないほどの傑作シリーズだということを先に言っておく。

本作は佐藤秀峰原作漫画でフジテレビ制作の実写映画版。
当時小学生の頃、ハワイ行きの飛行機の中で初めて鑑賞して「将来の夢は海保になる!」なんて夢見て、今じゃ映画ライターと作曲家で御座います。

余談はさておき、
海上保安庁の研修学校での成長物語と恋愛物語をシームレスに描いた傑作で、一人前の人命救助になる為の過程を厳しい環境下や信じあえる仲間達の絆を交えて描く。
海保が全面協力した描写は時に壮絶なほどインパクトがあり、また海の厳しさの演出も素晴らしい出来だと思う。
なによりも、仙崎という人間味のある人物像が感情移入しやすく、胸が熱くなり、時に涙し、最後は満ち溢れるほどの感動と満足感。

この頃のフジテレビ制作作品は傑作が多い。
最近はほとんどテレビを見ないしそもそもドラマを見なくなったので比較しようがないが、海猿シリーズは今もなお語り継がれている傑作だと思う。
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