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フェイス/オフのoden8のレビュー・感想・評価

フェイス/オフ(1997年製作の映画)
4.2
"ジェイミー待てぇ。そのぉ…。お前、毎週恰好変えてるだろう?身振りやなんかもぉ。今、誰のつもりなんだぁ?"
by パパンなショーン

"パパはこれから、どんどん変わるぞぉう。乞うご期待だぁ〜ん。"
by パパンなキャスター
"俺はどうなるんだよぉう。このヘンテコな鼻とかアゴに堪えてんだよぉ。"
by ショーンなキャスター

"解除コードは、101986。死んだ息子の誕生日だ。" "泣ける話だろう。"
by キャスターなショーン

火薬とスローモーションはお好きですか?
アクション映画界のマジシャンにして火薬の王でありハトの王ことジョン·ウー監督の神作品なんじゃないのかな。
ロスにはハトがおらんのかなぁ?なんて、ドギマギしてましたよ。あぁ…今回はカモメで妥協しはったんやぁ…。からの伝家の宝刀ジョンウー印の白ハトわっさぁ〜。今回はオマケで茶鳩もバッサ〜しちゃうぞぉ〜ん。そして、怒濤の火薬ラッシュね。とりあえず火花散らしといて。と言わんばかりに、そこらじゅうで舞う火花。構える銃は、派手めな2丁がオススでござんす。90年代後半のアクション映画のインデックスじゃござりませんか。

そして、この作品はやっぱり脚本がいいよねぇ。伏線の回収がベッタベタながらも。顔を交換された因縁のある男の悲哀が見事に描かれているのよん。
アーチャーとキャスターが入れ替わることにより、結果的にゃ互いの足りへんかった人間的魅力を補填し合ってたのも皮肉のエッジが効いててめっちゃ面白いよねぇ。
キャスターの下劣なユーモアと、人の心を魅了するパフォーマンス。アーチャーの真面目で退屈やけども、人に対して真摯な感情。
それらを、ジョン·トラボルタ氏とニコラス・ケイジ氏が見事に演じ分けてはったのも最高よねぇん。僕の中で、彼らは道化師ポジションやと思ってたけど…そう思わせてくれてたのは、彼らの怪演が数多にあったからなのねん。

今回ばかしは、ジョン·ウー監督の激クサ演出がめっちゃハマってたよねぇん。
ドラマの部分が丁寧に描かれてるから、コテコテのスローモーション演出にも結構気持ちを入れて観ることができたもんね。
キャスターとショーンの鏡サンドからの。お互いに自分が映る鏡に向かって撃ち合うシーンなんて最高でやんしたもの。

アーチャーとトロイの回転木馬
最愛の息子と靴紐を結べない愛おしいお頭
オレの大切なものを奪ったオマエ
オマエの大切なものがオレを変えていく
たけどオレはオマエにならない
オマエの顔がオレを苦しめる
鏡に映ったオレを撃つ

Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 4
Architecture(構成) 4.5
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4
(吹替2…コレハゼッタイニジマクカノガヨカッタ…)
23-404
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