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夜は千の眼を持つのeop421のレビュー・感想・評価

夜は千の眼を持つ(1947年製作の映画)
4.0
インチキ透視術をやっていたら本当に透視できるようになってしまったトライトンをめぐるお話です。ある日突然未来のことが予知できるようになったトライトン。良いことだけならいいけれど悪いことばかり浮かんでくるのです。彼の心情を思うと相当辛いであろうことは想像できます。愛する人に起きる不幸を思えば身を隠すことしかできなかったのでしょう。しかもこれまた不幸の連鎖があればなんとか伝えて防ぐより他ありません。でも周りはなかなか信じてくれません。なんとももどかしく悲しいお話です。こんな力見につけてしまったら最後、不幸を断ち切るには自死しかないとは…。昔の作品にしては大袈裟な感じがなく淡々と話しが進むのは個人的には好感持てる作品でした。
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