世界で最も人気のあるスポーツ……
それは「サッカー」だ。
フットボールとも呼ばれるこのスポーツは、 200を越える国と地域で2億5千万人を超える選手達によってプレーされており、4年に一度行われるFIFAワールドカップのテレビ視聴者数は全世界で300億人を超える。
私の一番好きなスポーツもサッカーだ。小さな頃から、巨人ファンのオヤジを横目に球を蹴っていた。ラウール・ゴンザレスに憧れ、ロナウジーニョの足技に魅了され、遠藤のフリーキックに痺れた。ビジャやシルバがいた頃のバレンシアCFを応援し、ワールドカップでは日本の試合だけでなく、数多くの試合を観てきた。
そんなサッカー小僧であり、サッカーファンである私には思い入れの深い映画が「 GOAL！ ゴール！」だ。
プロを夢見てL.A.の地元サッカーチームで活躍するラテン系青年のサンティアゴ。彼は、ある日スカウトに才能を見出され、ニューカッスル・ユナイテッドの入団試験を受けるチャンスを得る。父の反対を押し切り単身渡英し、フットボールに立ち向かっていく。
映画史上初となるFIFA（国際サッカー連盟）公認のサッカー映画3部作の第1弾。 ベッカム、ラウール、ジダンらサッカーを知らない人でも分かるようなスター選手も登場。
舞台のクラブは、ニューカッスル。今は混戦模様のイングランド・プレミアリーグの古豪である。世界で最も厳しいリーグであるプレミアリーグで、無名の新人が駆け上がる。しかもチームを救う救世主という立ち位置である。私が理想とするヒーロー像であり、スター像そのものである。この分かり易すぎるくらいのサクセスストーリーは、サッカーに対する夢を思い出させてくれた。大観衆の中、自分の好きなことをやって、大金を稼ぐ。そのフィールドを私が思い描く世界そのままで見せてくれた。しかもラウールが出ている！私の憧れた選手だ！もうそれだけで点数がはね上がる(笑)。
サッカー選手の輝く時期は様々であるが、基本的には短い。ただ一瞬の輝きが美しい。さらにスター選手が次々と現れる。観ていて飽きないスポーツだ。サッカーほど傲慢になれるスポーツも他にはない。サッカーが好きな人が多いからこそ、ファンは傲慢になるのだ。実際にサッカーをすることも楽しい。走って、蹴って、転んで……。ボールがあるだけで楽しめるのだ。
時代は変わっていく。
サッカー王国ブラジルもリバウド→ロナウジーニョ→カカ→ネイマールとスターも代わっていく。
ポルトガルの英雄であるクリスティアーノ・ロナウドとアルゼンチンの天才であるリオネル・メッシの時代はいつまで続くのだろうか。
ワールドカップアジア最終予選の初戦を先日落とした日本だが、私も誇りを持って侍たちを応援したいと思う。
ちなみに私はマンチェスター・ユナイテッドが好きです。
