たーぼー

バトル・ロワイアル3Dのたーぼーのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル3D(2010年製作の映画)
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兎に角深作さんらしい
原作を読んで映画化したいと
単なる殺し合いでは無く兎に角生きろどんな辛い事悲しい事があってもと言うメッセージを伝えようと
深作さん自身
戦後焼け野原で必死に生きようと
確か軍需工場を爆撃され瓦礫の中から同僚の死体を掻き集めたり
闇市で色々拾った物を売ったり
暴力を暴力で肯定しようとしたのではなく
寧ろ暴力で暴力を否定しようと
だからバイオレンス描写がこれでもかこれでもかと畳み掛けるのは
暴力からは何も生まれない
そして簡単に死ぬなと。

だから仁義なきシリーズを含む実録ヤクザ映画や
バトルロワイヤルも
復活の日も人の生と死を淡々と
描いているんだろうなと

だからラストの走れは生きろと言うメッセージなんだろと思う

そして人と人の絆は強くも脆くもある
灯台の内ゲバシーン
川田が言った人を簡単に信用するな生き残りたかったら
それかゲームを降りる事や
今ここでなつまり死ぬ事や

それでも七原と中川は川田の生きると言う選択を選んで最後まで生き残る事になった
深作さんの生きる執念を見せつけられる思いだった