公開当時多額の制作費を注ぎ込んだ大作として派手に広告を飛ばしてたけど、公開前から既に酷評でコケまくった映画て記憶がある。当然劇場には行かなかったけど、自宅で観て納得した。
お金かけてたのは海を演出するセットだけで、それ以外には金も気も全然使ってないんだもの。水のシーンが撮れれば後はどーでもいいってのがビシバシ伝わってきて、映画としては退屈だった。
脚本がもうグダグタだよね。
何でもかんでも地球温暖化て事で済ませて何の説明もないし。
地球温暖化で海面上昇で陸が沈没てどーゆう状況なんだか。
まああらゆる状況がぴったり合わさって上手い事海面上昇したとして、とりあえず100年200年先の話ではないハズなのに、科学の進歩は一切なし。海水淡水化の装置くらい小型船にもあっても良さそうなのに。辺り一面海なんだから少なくとも水源は豊富なのに。あと燃料もね、原油に頼ってたよね。どっから誰が調達してんだか。
いきなり洪水になって一夜にして沈没した訳でもあるまいに、各国政府は何してたんだか。
地球温暖化でミュータントとかも、イマイチ意味わかんなかったよ。放射能でゴジラの方がまだリアリティある。
こんな細かいところが気になっちゃうのも物語とキャラが薄っぺらくて感情移入できなかったからだ。
ヒロインもぎゃーぎゃーと煩いだけで役立たないし可愛くないし。あの子供も可愛げないし。
何より制作側のウォーターアクション見せとけば観客はバカみたいに喜ぶんだ、ストーリーなんて誰も気にしてないつう観客を見下した傲慢さが至る所に見えて不愉快だった。
