タイトル損してる映画部門１位
『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』って…マジですげぇな。この世にある人の興味を削ぐワードを全て組み合わせたみたいな邦題で、考えた奴はもはや天才かもしれない。
肝心の内容は、探偵モノと思いきやド派手なエンタメ大作で死ぬほどおもろい。
アクション、ミステリー、ヒューマンドラマ、ラブコメ、SF、ホラー、ファンタジー、あらゆるジャンルの面白さがふんだんに詰め込まれてて、なおかつ中国の歴史を基にした史実が主軸になっていてラストには壮大で感動的なメッセージが待っているというプロットの抜かりなさ。
キャストの演技もカット割も素晴らしく、一瞬たりとも目が離せない。劇中のテンションが高く、バーフバリを彷彿とさせる演出のアツさ。いやあ、完膚なきまでに映画という媒体の面白さを脳に叩き込まれた…。
クソ邦題さえ修正されてれば、日本の映画ファンの間で話題が沸騰してもおかしくない傑作だと思う。
アマプラにあるので、このレビューを読んで少しでも気になった人は騙されたと思って見てほしい。
なるべく大画面大音量で鑑賞することをオススメする。
