クリス

眠らない街 新宿鮫のクリスのレビュー・感想・評価

眠らない街 新宿鮫(1993年製作の映画)
3.7
ベストセラー小説、新宿鮫シリーズの発映画化で公開当時、評判があまり良くなかったらしいが全然良く出来てると思う🎵

まさに新宿鮫のごとく鮫島が新宿界隈を疾走しヤクザや汚職刑事を逮捕していく様は、荒々しくも爽快だし警官殺し事件捜査では、木津が製作した改造拳銃が使用された事で尾行する辺りも画が面白い。

まさに90年代の新宿歌舞伎町を舞台にしてるので当時の殺伐感が良く分かるしコマ劇、ミラノ座、東亜工業と今や亡き劇場達がとても懐かしい🎵

フジテレビ製作にしてはなかなか攻めた作りで麻薬・ゲイバー・売春にバイオレンス描写と現在ではコンプライアンスアウトな部分を直接的に描いてるのも好印象❗

終始、カッコいい真田広之の熱演とまさにホモセクシャルな雰囲気漂う奥田瑛二の怪演が見事でストーリーの肝となる役の若き浅野忠信とかなりの豪華なキャスティングだがヒロインの田中美奈子は、ちょっとビミョーかな……
演者に罪はないが映画の雰囲気に合ってなかった。
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