【女のお尻をパンパン!】
BSにて。
ジョン・ウェインとモーリン・オハラが夫婦役の西部劇。
ただししばらく別居しています。
オハラは久しぶりに夫のもとを訪れて、遠隔地の学校を卒業して返ってくる一人娘を引き取りたいと主張するのですが、夫はうんと言わない。
この映画ではこうした夫婦の抗争(?)を軸に、若い人たちの恋愛模様や、インディアンの扱いをめぐるごたごたなど、多様な物語が盛り込まれいます。
インディアンの扱いで言えば、1960年代の映画だけあって、50年代の『ホンドー』より進歩的かな。
総花的であり、一つ一つの物語が深く扱われているわけではないのですが、見ていて楽しいし、特に最後の、ジョン・ウェインとモーリン・オハラの追っかけごっこが見どころ。
今はもう、こういう映画は作れないでしょうね。
特に女性のお尻をパンパンしてお仕置きするところなど、今ならメリル・ストリープあたりから猛烈な抗議が来そう(笑)。
でも、この映画が作られた当時でもこれは一種のフィクションだったと思う。
メリル・ストリープがなぜか「マンマ・ミーア」でヒロインをやってしまうのがフィクションであるのと同じようにです(笑)。
フィクションを楽しめない人は、野暮ですね。
特に、時代に合致しないフィクションを楽しめない人は。