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緋牡丹博徒 一宿一飯のグリフィンのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)
4.1
初見。
東映の人気シリーズ緋牡丹博徒。1作目は非常にオススメです。女仁侠である"緋牡丹のお竜"こと矢野竜子の活躍を描く。

女性だからってなめちゃぁいけない。
そりゃ女性だから線は細いですよ。でもそこは演じる藤純子さんの圧倒的な貫禄でカバーです。
さっき調べたらこの撮影当時は20代だったらしい。いやいやおかしいおかしい(笑)そのオーラ出せるって何かを詐称してるんじゃなかろうかと勘ぐってしまう。決して老けてるとかではないんだけど人としての経験値に同年代と圧倒的差がある、そんな雰囲気があるのです。
場面によって女性らしい丁寧で上品な所作の時もあれば、時には仁義を踏みにじる輩を徹底的に追い詰める。ヤクザは嫌いだが実直に生きてる彼女は美しいのだ。

僕にとってはキャプテン・マーベルやワンダーウーマンにも負けずとも劣らない戦士です。

今回は2作目。
仁義も何もあったもんじゃねぇという卑劣なヤクザ野郎が出てくる。そりゃ緋牡丹のお竜は黙って見過ごすわけにはいかない。激おこですよ。
ここまで卑劣だとスカッと殺して成敗は正直いって気持ち良いもんです。

助っ人として参戦してくれる大物役者に鶴田浩二さん。
大好き。"親父!"というフレーズがめっちゃしっくりくるのよねぇ。この頃はフレッシュ感なんてまるで皆無。日本酒が似合う男臭さがたまらん。
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