OASIS

頑張れ!グムスンのOASISのレビュー・感想・評価

頑張れ!グムスン(2002年製作の映画)
2.6
ぼったくりバーに連れて行かれ、大金を要求された夫を助けるために妻が子連れで街へと繰り出すという話。

物覚えが悪くて、おっちょこちょいな元バレーボール選手の新妻ペ・ドゥナちゃんの魅力で引っ張っていく映画。
歓楽街のヤクザ達をバレーのスパイクで鍛えたビンタでバッタバッタと薙ぎ倒して行くアクションも見られるし、街に居るヤクザ以外のキャラクターもそれぞれが少しずつ物語に絡んできて主人公を盛り上げてくれる。

夫がぼったくりバーに連れて行かれる導入部分は、酒が飲めない彼がとことん可哀想に見えたんだけども、飲まされ続ける内にはっちゃけ始めてあんたそんなキャラだったの?と驚いた。
というか、飲んでる量が尋常じゃなくて、ビールを一気飲みする事何十回とかなりの酒豪だった。
流石にあれだけ飲めば急性アルコール中毒になるのでは・・・。

一番残念だったのは、一緒に連れ歩いている筈の赤ん坊が今ひとつ話の重要な部分を担っていないという事。
その存在自体に何か秘密があるわけでもないので、ただただ連れ回されているだけのように感じた。
ヤクザの息子に似てるから追われるだとか、赤ちゃんがそこにいる理由が欲しかった所。

中盤の追いかけっこもただ逃げ続けるだけなので退屈に感じてしまった。
旦那の置かれている状況が終始可哀想なので、グムスンよりも「頑張れ、旦那さん!」とそっちの方を応援してしまう。
良くも悪くも、新妻姿が可愛いペ・ドゥナちゃんを愛でる為の映画でした。
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