このレビューはネタバレを含みます
まず一言、面白かった!
久しぶりに心から笑った映画だった、笑いを狙いにいきすぎず、滑稽さや違和感で笑いを誘うレベルの高いコメディ映画だった。
かと思えば、扱う内容はアイドルの自殺、本来は重たい内容なのに、まるで風船のようにふわふわと、展開が飛び回り、次の動きが予測できずに思わず驚かされて、笑った。
イチゴむすめ役に香川照之が見事に刺さっていた。小栗くんの演技も、いつかのTVドラマのボンビーメンを彷彿とさせる爽やかさがあり、好きだった。
ユースケ・サンタマリアは独特な怖さを出すのがうまい、かといって怖すぎず奇妙なユニークさをあわせ持っている。
小出恵介、塚地は及第点。演技に違和感なく作品全体への支障はなかったが、刺さってはいなかったかな。
自分もこんな風な、死を題材としたテーマをコミカルに描き、笑いと感動を同時に表現してみたいと思った。
非常にいい映画だった。エンドロールまで楽しめた映画は初めてかもしれない。