赤いジャケット

パビリオン山椒魚の赤いジャケットのレビュー・感想・評価

パビリオン山椒魚(2006年製作の映画)
2.5
「はい、吸って!吸って!止めて!どん」
レントゲン技師の元へある依頼が舞い込んでくる
国宝である山椒魚のキンジローが本物か偽物か調べるためにレントゲンを撮って欲しい
レントゲン技師はキンジローを管理する財団に忍びこみ、捕らえて撮影しようとするも
そこに山椒魚はいなかった
レントゲン車に戻ったレントゲン技師が見たのは山椒魚を抱いた少女
レントゲン技師は誘拐の片棒を担ぐ事になるわけですね
感想を正直に書けば「何が言いたいのかわからない」ですかね
むしろ「わからない」事を楽しんで貰いたいと言っているような映画です
「わからない」を助長したのが音声ですかね、台詞が聞き取り辛い箇所が多数ありました
映画館で観たなら大丈夫だったんかな、テレビモニターじゃ音量調節しながらやないと観れない
本作ですが、好きか嫌いかで言えば好きの部類に入ります
ハードボイルドな話を下敷きにしていますし
自分としてはこの映画には葛藤が欲しい気がします
「人はそんなにすぐには変われない」
だからこそ、そこに葛藤が生まれる
でも、その葛藤を軽く飛び越える物に変な魅力を感じるもんです
これオダギリジョーのアイドル映画なんじゃないの、何かそんな印象を受けた
悪い意味じゃないんですよ
魅力的な人じゃないとそういう映画は成立しないでしょうから