円柱野郎

スター・トレックの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

スター・トレック(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

米国TVドラマ「宇宙大作戦」の終了10年後に制作された劇場版にしてシリーズ第1作。

地球に接近する未知の存在“ヴィジャー”にたいして接触を試みるという展開が、いかにも「スター・トレック」らしい話。
監督が巨匠ロバート・ワイズというのには驚かされるけど、少々展開がモッサリしている感じはする。
特にエンタープライズやヴィジャーの外観の描き方がしつこく、壮大さと間延びは紙一重だなあなんてことも感じた。
まあ前者については10年待たせたファンへのサービスだとは思うけどね。

“ヴィジャー”の目的は何か?というのがこの映画のキモだけど、ラストに明かされる真相にはビックリした。
と同時に感動してしまった…。
科学的にはかなりトンデモだけど、70~80年代のNASAの宇宙探査史を知っていると感慨深いモノがあります。
実際には2号までしか打ち上げられてないんだけど、架空の6号だからこそ、まあアリかな。
序盤からはまさかそんな話になるとは想像も出来ないが、「自分とは何なのかを知るために創造主を求める」という哲学じみた壮大な話になるってのも、また実に「スター・トレック」らしいね。
円柱野郎

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