らんらん

石中先生行状記のらんらんのレビュー・感想・評価

石中先生行状記(1950年製作の映画)
4.5
のどかな田舎の村を舞台に起こるちょっとした騒動を3つのオムニバス形式で送るほのぼのドラマ

3話全てにタイトルにある石中先生が登場してくる、小説家の先生って設定で、地元民にも頼られている
けれど主役って感じではなく、さりげなく登場する語り手的なポジション

一番好きなのは第3話、この若山セツ子にはやられた!初めて出演作見たんですが、よく喋りよく笑う明るいキャラクターと、笑顔のかわいさ、すごく魅力的だった
劇中では19歳、実年齢は21歳の時ですか、少女にしか見えないようなかわいらしさ、純粋さだった
オムニバスの一つってことで出演時間が短いのが惜しいくらい、ずっと見ていたかった、劇中の三船敏郎じゃないけど一目で好きになった女優さん!今後は他の出演作要チェックします!

他の2話もそれなりに良かったけど、3話の若山セツ子が見られただけで高評価しちゃいます!

あとは、全然そんな感じしなかったけど成瀬巳喜男監督作品です
やはり女性を描くのがうまいのか、木匠久美子、杉葉子、若山セツ子、各話でそれぞれ違った魅力のある女優さんが出て来て、そのどれもが良かった

公開が1950年、製作新東宝、配給東宝
出演者にしても第一回ニューフェイスの三船敏郎、若山セツ子、堀雄二、木匠久美子などが出ていて、これ見ると東宝争議直後の作品って雰囲気ですねー
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