Shonagon

ファイト・クラブのShonagonのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.2
This is insane. What are we fighting for?
でも面白かった。狂ってる。クタクタの25時から見るんじゃなかった。頭がおかしくなりそうだ。

まさかの二重人格だったのね。こういう始めのシーンが、順を追って最後にやっと追い付くトリック的な作品は純粋に好きとは言わないが嫌いじゃないし好き。


でも実際自分の中にこの様な感情がある事は自分自身否定できない。しかしここで必要なのは自分でバランスを取って、自分の機嫌は自分でとって、その上でその二択を責任もって選びとるという事だろう。極度に振れようと、妥協点を見出そうと、責任を自分の中にしっかり持つことだ。抑圧しているから気が狂れる。選択する事と、抑圧するなりして他を諦めることは全くもって違う。選択から逃げ他者(この映画の場合もう1人の人格、現実だと過去や未来の自分、他人等等)に責任を擦り付けようとするツケでもあるように見える。選びとる感覚、詰まりは最終的な当事者意識、この点に着目できる。
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